3月30日に投稿されたトレンドマイクロのオフィシャルブログによると、家庭用ルーターに対して攻撃を仕掛ける不正プログラム「TROJ_VICEPASS.A」を確認したとして注意を呼びかけています。
今回見つかった不正プログラムは、感染すると家庭用ルーターに接続されているパソコンなどの機器情報を抜き取り、外部のサーバーへ送信する性質を持っているとのこと。しかも、情報送信後には自身を削除する為、発見しにくいという悪質なモノだそうです。
この不正プログラムの最終目的は不明ながら、トレンドマイクロではサイバー犯罪者によるさらに大規模な攻撃のための「偵察」の可能性もあると指摘しています。
また、この「TROJ_VICEPASS.A」はよく使われるユーザ名とパスワードを用いてネットワークの内側から家庭用ルーターに侵入しようとする為、購入時の設定のまま使われているルーターは被害を受けやすくなるようです。
ルーターの設定は面倒だと思う方もいらっしゃると思いますが、パスワードなどはできれば強力なものに変更しておきたいところですね。